ロシア文学の最高峰「人生と運命」全3巻 ― 2017年05月01日

ワシリー・グロスマン著「人生と運命」
スターリングラードの攻防戦を背景にモスクワで暮らす物理学者を主人公としたソ連時代のインテリゲンチャの生きざま。スターリンの思想に左右される人生と運命を膨大な登場人物とともに描き出す。スターリン時代の真っただ中の生きている姿が浮き彫りにされる。
ワシリーグロスマンの作品は、20世紀にも、その100年後にも世に出ることはないとソ連当局から言われていた作品。1980年代初頭に地下出版され、ソ連邦崩壊後、あらたに正本として出版された。
ソ連時代の日常を淡々と描いているだけで、別段禁書にするような内容ではないと思うが、一言一言が当時世に出てはいけないことだったのかもしれない。

「暴力の人類史」を読みました ― 2017年05月01日

2年前、3週間ほど入院した時に上下巻2冊を病室に持ち込み読んでいました。病人には重い内容ですが、落ち着いて読めました。
人類史上最大の暴力をふるった3巨頭、スターリン、毛沢東、ヒトラーについて細かく分析、納得がゆく。
様々な形の暴力の形、表出を緻密な分析で描きたす。
上巻は、まさに日本の総理に読んでいただきたい本であるとおもう。