第一次世界大戦への道 ― 2017年10月20日

 なんで今更「第一次世界大戦」なのか。と問われる。夏ごろに紹介した『暴政』(これも慶應義塾大学出版会刊だった)について、上野千鶴子は、「なんで今、こんな本が出版されるのか」とツイートしていた。
 本書は、さらに「なんで・・・」となる。サブタイトルの「破局は避けられなかったのか」1871-1914というように、第一次世界大戦勃発の原因、要因を究明する。つまり、100年以上も昔の近代史が、直近の事象と重ね合わせ見ることができる。結末は、総力戦への道だった。歴史にこうすればよかったはあり得ないが、今なら、まだ間に合う。「こうしよう」と。歴史を知ることは、未来を見ることにつながりそうだ。

ウイリアム・マリガン著 赤木莞爾、今野茂充 訳 
2017年8月慶應技術大学出版会刊 3200円+税

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