日本で一番に高い山の次、つまり第二の高峰です。2017年04月14日

この山にもずいぶん登りました。何回も、何回も登った覚えがあります。今思うとシジフォスの神話のような気分。どんな意味があったのか。どうして続けられたのか。身体の思うまま上に向かっていった覚えがあります。

やっと読み終えた。かなり重い本だった。2017年04月14日

「赤い国を生きた人々」という副題がつく。ソ連が終わりロシアになって今生きている人々の嘆きの総特集。えんえんと市井の人々の声が聞こえる。同時代あの国を見てきたものにとって相当につらいものを感じる。ページ数600を超える。一つも楽しい話のないインタビュー。すぐに耐えられなくなってしまいそうに思えたが、ついつい読み進んでしまう。悲劇のオンパレード。救いようのない世界が延々と描かれる。

誰もいない木曽駒ケ岳山頂から2017年04月16日

4月16日、昨日の悪天候がうそのように晴れ渡る。誰もいない木曽駒ケ岳の山頂より宝剣岳、三が沢岳、空木岳方面を見る。下方に登山者が登ってきている。時間は、午前8時。

イェルサレムのアイヒマンを読む2017年04月16日

ハンナ・アーレント「イェルサレムのアイヒマン」を読み終える。以前読んだ本だが再び。
映画「アイヒマンショー」、「アイヒマンを追え」などここのところアイヒマンに関する映画がいくつか登場した。時代の警句か。以前評判になった映画「ハンナ・アーレント」も数えるといくつになるのか。

アメリカの側を考えてみました2017年04月19日

「兵士は戦場で何をみたのか」亜紀書房刊。を読んでみました。先に紹介した「セカンドハンドの時代」は、ロシア、あるいはウクライナの作家がインタビューしたソ連崩壊以後の人々の話。多くは大祖国戦争の英雄譚、ロシアになって以後は、アルメニア、タジキスタンでの混乱、チェチェン戦争などに巻き込まれた市民、あるいは兵士の話。「兵士は戦場で・・・」はアメリカ大統領ブッシュが21世紀に仕掛けたイラク戦争に参加した兵士の話。描かれている状況は、たぶん似たり寄ったりなのですが、「セカンドハンド・・・」は、読み進むのに一文一文立ち止まってしまった。「兵士は戦場で・・・」はスルっと読み進むことができた。この差は何だろうか。

続・アメリカの側から考えてみました2017年04月24日

「兵士は戦場で何を見たか」の読後感と「セカンドハウスの時代」の読後感の違い。前者は、敵が誰であるかが分かっている戦場においての苦悩、後者は、昨日までの隣人といきなり戦争が始まり、敵同士に分かれ殺し合う。その人々の話は、全く次元が違っていた。時代は、ほとんど同じじだいであっても、一つのまとまりの国家が突如崩壊し民族対立を生み出す悲劇。一言一言の苦しみが、「セカンドハンド・・・」の重さになっているのだろうか。重くつらいこの文章を誰が読み通すのか。どれほどの読者がいたのか。人は不思議なものだ。このさききっとうまくいくのだろうと読み進みさらなる絶望を見てしまう。

親衛隊長官ハイドリヒ2017年04月26日

タイトル「ヒトラーの絞首人 ハイドリヒ」R/ゲルベルト著 白水社刊
ナチスが犯したジェノサイドの主犯格、ラインハルト・ハイドリヒは、道半ばの1942年6月、38歳でテロルによって殺された。この表現が正しいかどうか。20世紀最悪の犯罪者の一人として数えられるが、1980年代まで生き残った未亡人は、夫は正しかったと主張する。
ごく普通の音楽家の家に育った良家の子息は、なぜ最悪の犯罪人と呼ばれユダヤ人絶命政策を推進した急先鋒となったのか。
神経質なほど職務に忠実であったという素顔が浮かび上がる。
さて・・・

たっか~さんはこんな本ばかり読んでいるの?2017年04月27日

そうなんです。戦後70周年だったせいで新進気鋭の歴史家が出てきて新しい発掘がたくさんありました。もちろん東西冷戦終結も大きく影響しています。近代史、現代史は面白いよ。
本のタイトルだけでもどんどん紹介していきます。